(1) [辞典内関連サイト] 高田屋嘉兵衛のもち船「辰振丸」(しんえつまる)の構造図(各部名称、艤装、乗り人)(select2017)
→ 拡大図
[画像撮影2017.10.: 高田屋嘉兵衛顕彰館・歴史文化資料館にて]
(2) [辞典内関連サイト] 高田屋のもち船「辰振丸」の構造図(select2006)/艤装・構造の各部名称・乗り人関連語彙
→ 拡大図
[画像撮影2017.10.: 高田屋嘉兵衛顕彰館・歴史文化資料館にて/拡大画像: x28084.jpg]
(3) [辞典内関連サイト] 北前船の艤装と各部名称(select1885.html)→
拡大図
[画像撮影2017.10.: 敦賀市街地・港地区の「きらきらみなと館」近傍に設置の北前船案内パネル/拡大画像: x28082.jpg、x28083.jpg(全国
図「北前船(きたまえぶね)の主な寄港地」、x28082-2.html(説明書き)]
同案内パネルによれば、江戸時代、大坂などの上方(かみがた)の人たちは北国(ほっこく)地方の廻船を北前船(きたまえぶね)と呼んでいた。
はじめは、「北国船」(ほっこくぶね)と呼ばれ、筵(むしろ)を帆に用いたが、風がない時は櫓(ろ)で漕いだ。そのため大勢の水主(かこ)
(船員)を必要とした。
「ハガセ船(せん)」といわれる船は、船尾が鳥の「羽交」(はがい)に似ていることからその名が付けられた。この船も櫓で漕ぐために、
水主らは大変疲労を余儀なくされた。
他方、「弁才船」(べざいせん)は木綿の帆で風の力を最大限に利用しているので、水主も余り多く必要とせず、また荷物も多く積める
ということで、北前船として多用されるようになった。
(4) [辞典内関連サイト] 東京江戸博物館の船図 → 拡大図 [作成中]
(5) [辞典内関連サイト] 和船(弁才船)の構造(事例その1)/縦断面図(select1769)→ 和船の構造・拡大図
[画像撮影2017.3: 神奈川大学日本常民文化研究所]
(6) [辞典内関連サイト] 北前船の構造&船乗りの図 [坂井市龍翔博物館/三国] → 拡大図
(7) Googleでの検索: キーワード「和船用語」→ 画像 (多くの和船各部名称図を参照できる)
船大工道具
(1)中国船を造るための船大工道具(select1771, 1773)→
拡大図
・ 中国船船大工道具: 斧(おの)、チョウナ、尺(小)、角度尺、目立て、鉋(かんな)、旋鑿(まわしのみ)、鑿(のみ)、
削鑿(けずりのみ)、船釘
・ 中国船油灰大工工具: 桐油、油灰、麻(繊維)、竹(繊維)、手斧(ておの)、打込鑿(うちこみのみ)、釘締、掻出し、箆(へら)、刷子
(2)和船造り工房と船大工道具 → 拡大図
[画像撮影2017.3: 神奈川大学日本常民文化研究所]
和船に関連する語彙(弁財船・千石船・北前船などの主要な構造各部名称、艤装、乗り人など) [ABC順]
A
abaraあばら: frame [literal translation]rib.
[参考]frame: n.[造船][船舶の]肋材(ろくざい)[船の骨組を組み立てる材料]; 肋骨、フレーム[船底の竜骨(キール)から両舷側方向に(直角方向に)
一定の間隔で組み立てられる]; 骨組み、構造; フレーム、枠、架わく、台わく、枠の器具.
/apostle: [木船での船首副肋材.
/bow frame: n.船首肋骨.
/breast hook: 船首肋材; ブレスト・フック.
/deep floor: n.[船]深肋板.
/deep frame: n.深肋骨.
/futtocks: n.pl.[海][中間]肋材.
/hold frame: n.艙内肋骨.
/intercostal: adj.[船舶の]肋材間の、断切の<縦材>.
/intermediate frame: n.中間肋骨.
/main frame: n.主肋材; 正肋骨[副肋骨に対し、フロア(floor)の下部に取り付けられる].
/midship frame: n.中央部肋骨.
/reverse frame: n.[主肋材に対し]副肋材.
/reversed frame: n.副肋骨[フロア(floor).
の下部に取り付けられる正肋骨に対し、フロアの頂部に取り付けられる]、[主肋材に対し]副肋材.
/rudder frame: n.舵骨材.
/side frame: n.船側肋骨.
/stern frame: n.船尾骨材; 船尾肋材.
ajiroho網代帆(あじろほ):
asaduna麻綱: hemp rope.
atake-bune安宅船(あたけぶね): → 安宅丸(あたけまる): 「あたか丸」ではなく「あたけ丸」と読む.
B
bezaisen弁才船(べざいせん)、弁財船(べざいせん):
C
chiriちり:
D
douban-hifuku銅板被覆: copper sheathing→ 銅板張り、銅板装甲.
dou-kawara胴航(どうかわら・どうがわら): [構造名称の一つ].
E
F
fukinuki吹貫(ふきぬき):
funaashi船足、船脚(ふなあし): [船の]船足、船脚(ふなあし): [参考]船脚(船足): (1)船の速さ(speed, velocity)([文例] 船足が速い);
(2)船の水中に沈む程度。喫水・吃水(draught) [文例]バラストを積んで船足(吃水)を深くする.
[参考]
/[米国]draft, [英国]draught: n.船脚、船足[喫水のこと]→ light-draught vessel(ship): 喫水の浅い船.
・ to have a deep(light) draft: 船足(喫水)が深い(浅い).
/a fast ship(boat, vessel); a good(fast) sailer: 船足の速い船.
[対語]a slow ship(boat, vessel); a bad(slow, heavy, poor) sailer: 船足の遅い船.
/fresh: adj.[海・気][風が]かなり強い、疾風の(strong); [強風のために]船足が速い(steady); 若い、新しい、
n.増水、出水(しゅっすい)、大水(freshet); [海に注ぐ]淡水; 突風(gust)、一陣の突風、adv.[通例compd.]新たに、新しく、
たった今、vt.[船の速力(船速)を]増す.
/headway: n[船の]前進; 進航(進行)速度、船の速力、船足(ふなあし)、船脚、船の行き足、前進の行き足; [船・列車などの]運航
(運転)間隔; [仕事などが]はかどること、進捗[度] [参照]outfoot, long-legged.
[英語] headway: the forward movement of a boat through the water.
[参考]行き足: 今までの速さ(速力)で進んでいく(進航する)勢いのこと.
/headway; seaway; speed : n.[海]船足、船脚[速力のこと].
・ A ship makes great(little) headway.: 船足がはかどる(はかどらない).
/long-legged: adj.脚の長い; [比喩]船足の速い.
/outfoot: vt.[船が][他船などより]船足が速い、…より速く航行する.
/outsail: …より船足が速い.
/rakish: adj.[船が]船足・速力の速そうな、軽快な [海賊船が多く傾斜したマストをもっていたことから].
/sailer: n.帆船(sailing ship); [船脚の…な]船.
・ a good(fast) sailer: 船脚(船足)の速い船(帆前船) [同音異形: sailor].
・ a heavy(bad, poor, slow) sailer: 船脚(船足)の遅い船(帆掛け船、帆前船).
/sailing: n.船足、帆走→ The sailing was too much slow.: 船足(帆走)は余りにも遅かった.
/seaway: n.外海、外洋; 海路、航路、航行; 進航、船脚、船足; 荒海、荒波、激浪; [大型船舶・外洋船が通れる;
海へ通じる]内陸の水路 [例えば、St. Lawrence Seaway].
/speed: n.船足、速力→ to increase one's speed: 船足を速める [対語]to slacken one's speed: 船足を落とす.
/stem for stem: 船足をそろえて.
way: : n.道; 仕方; 方法、手段; (~s)[たまに単数扱い][船・造船]進水台; 船台; [海]行き足、船足[船の進航力];
航進、航行; 方向.
/The way if off the ship.: 船の行き足がない.
/to carry the way: [船が]前進する.
/to gather way: [船が]動き出す、速力を増す、次第に帆に風をはらんで舵が効き出す; [動くものが]勢いを増す
(opp. to lose way).
/to keep little way on the vessel: 船の行き足を少なくする.
/to lose way: [船が]速力を失う、失速する、速力を減ずる(opp. to gather way: [船が]動き出す、速力を増す); 止まる.
/to make much(little) way: 船足が速い(遅い); はかどる(はかどらない).
/to draw but little water: [船を主語にして]船足が浮き上がる.
/to have a deep draught: 船足が深い [対語]to have a light draught: 船足が浅い.
/to increase one's speed: 船足を速める [対語]to slacken one's speed: 船足を落とす.
/to increase speed: 船足を速める [対語]to slacken speed: 船足を落とす.
funadana船棚、舟棚(ふなだな): stepping-board [船の左右の縁(へり)・舷側に取り付けられた板・踏み板]、せがい、船端
(ふなばた).
funadoko船床(ふなどこ): [注釈]和船の船底などの床に敷く(広げる)簀子(すのこ).
/bamboo screen: n.竹すのこ [ダンネージとして用いられている].
[参考]dunnage: n.[海]荷敷(にしき)、荷敷き、荷敷き材、ダンネージ [船の積み荷(貨物)に対する、他の積み荷による破損や
船体による破損を防ぎ保護するために、それらの間に差し込む材料(むしろ、木片など); 貨物の汚染・汚損(おそん)、移動などを
防ぐため、船内の最下部、横(サイド)、間隙などに敷く粗製の麻布]; 手荷物、手回り品、所持品.
/grating: n.[船の昇降口・ボートの底などに敷く]すのこ; [窓・換気用の]格子、格子細工.
funagu船具(ふなぐ): → せんぐ.
funagura船蔵(ふなぐら): 船を入れておく建物、船小屋; 船内において荷・貨物を収納しておく所、船倉・船艙(せんそう).
funajirushi船印(ふなじるし): 船の標識、船の標識となる旗など、船標(ふなじるし) [語例]帆印.
funakata船方(ふなかた): 船乗り、船頭、船子 [乗り人の一人].
funako船子、舟子(ふなこ): ふなびと、船頭、水夫(かこ) [乗り人の一人].
funanori船乗り(ふなのり): [乗り人の一人].
funaoroshi船下し(ふなおろし): [船の]進水(launching).
[参考]進水:
/cradle: n.[船舶などの建造・修理用の]架台、船架[例えば、小舟を海岸や人工斜路などに上げておく時に、
船底にかう木片や桁]; [進水時の]進水架(launching cradle)、進水台、クレードル[進水時に船体を滑らかに進ませるための盤木;
making-up(進水架、盤木)とも呼ばれる]; 揺り篭(かご)、揺籃(ようらん).
vt.[船などを]船架(架台)に乗せる、船架(架台)で支える、船架(架台)の上に置く; [一般に]…を台に乗せる;
[砂金]を揺汰台で洗う.
/launch: n.[船の]進水(lauching); 発射; [造船]進水台、vt.[ボートなど]を水に浮かべる; [新造船]を進水させる、
[ボートなどを]水面におろす; [魚雷・ロケットなど]を発射する、vi.進水する; [大海・事業などに]乗り出す.
/a launching ceremony: n.進水式.
/launching [of a ship]: n.[船の]進水(the launch of a ship).
/launching cradle: n.進水クレードル.
/launching ways: [sg./pl.(単複両様扱い); 構文上の単数・複数][造船]進水台、進水路(→ launch).
/making-up: 進水架、盤木.
/side launching: n.横向け進水 [進水のための水面が狭い場合には船を横向きに(例えば、河川筋に平行して)進水させる法].
/sideway launching: n.横向き進水 [参考] sideway: adj.=sideways [横向きの、斜めの、斜めからの].
/stock: (pl.)[海][建造中・修理中に船を載せておく]船台、造船台、造船架; 砲架.
・ off the stocks: 進水して、完成して.
・ on the stocks: [船が]建造中で、建造中の; [広く]製造(製作・建築)中で.
/tandem launching: タンデム進水.
/to launch a ship: 船を進水させる.
/way: : n.道; 仕方; 方法、手段; (~s)[たまに単数扱い][船・造船]進水台; 船台; [海]行き足、船足[船の進航力];
航進、航行; 方向.
futanari-bune二形船(ふたなりぶね): =二成船.
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G
garisaga下(がりさが): [構造名称の一つ].
goshaku五尺(ごしゃく): [構造名称の一つ].
(1)一尺の5倍の長さ。約150㎝。(2)江戸中期以降に日本全国に普及した弁才または弁財(べざい)系の荷船(弁才船・弁財船という)
の船首両舷に設けられた、取り外し可能な舷側構成材のこと。船首みよしから表垣立までの間に3、4本の角材と
同数の幅の狭い板とを交互に重ねて組み立てられる構造物。千石船では高さ3尺(約1m)ほど [ウェブ・ウイキペディア参照]。
H
haita羽板(はいた): [構造名称の一つ].
hakodukuri箱造り: → 箱造り形式[船首の形状]: 幅広い板で水押をつくるもの; 戸立(とだて)造りともいう.
hangiri半切り: [魚などを入れる]底の浅い桶、半切り桶.
hariはり(梁): beam [literal translation]beam.
/lower beam: したばり.
/upper beam: うわばり.
hazu水樽(はず): 飲料水槽
hazuo筈緒(はずお): [艤装の一つ].
hinoki檜(ひのき): cypress.
hirataひらた: 平田船のこと.
ho帆(ほ): [語例]本帆 [語例]弥帆.
帆の単位は「反」; 長さ1反(たん)・幅75㎝の木綿布をつない製帆される [注]1反:昔の長さの単位; 6間(=約11m).
hobashira帆柱(ほばしら):
hogeta帆桁(ほげた): 帆を横に広げる材木
[参考]
boom: n.[海]ブーム [帆裾(ほすそ)(帆の裾)を張るのに用いる長い円材; 縦帆の下縁を押し出して拡げるための支材]、
下桁(しもげた)、吊り桁、帆桁(ほげた); [機]起重機・デリック(derrick)の腕(ブーム); [河口・港口などで木材の流出を防止したり、
船の航行を妨げるための]防材、みおぐい、流木止め; 防材などを設けた水域; [工]張り出し棒.
vt.[ブームで][帆・帆の裾]を張る[… out, off]; [河口・港口]に防材などを設ける; [起重機(デリック)で][重い物・
重量物など]を持ち上げる.
yard: n.[海]桁(けた)、帆桁(ほげた)、ヤード [略: yd.][横帆を張るために(支えたり広げたりするために)、マストの左右に張り出すように
取り付けられる、先細になった円材]; ヤード[=3フィート(3 ft.), 0.9144m] [西語](s.) yarda; verga; astillero.
/man the yards: [海]登桁礼(とうこうれい)を行なう [横帆船ではマストを登り、ヤードに一列に並んで行う答礼の儀式;
帆船でない場合は舷側の甲板上に一列に並んでの登舷礼を行う(a salute from deck or to man the side)].
hozure帆摺(ほずれ): [艤装の一つ].
hozurekuda帆摺管(ほずれくだ):
hojirushi帆印(ほじるし): 四角い主帆に大きく描かれ、他船と区別するための印 [語例]船印.
hokkokubune北国船(ほっこくぶね):
I
ikari碇(いかり)・錨: anchor [語例]木碇.
ikariduna碇綱: anchor rope.
itaいた: plank [literal translation]board.
[参考]
/board: n.[海]舷(げん)、舷側; 船内; 板、甲板(かんぱん); [帆船が]同一の開きで帆走(航走)した区間、ひと間切
(まぎ)りの区間、ボード [左右両タック(tack)間の航走距離]、風上に向かう針路; [波乗りの]サーフボード;
板、板材 [plankよりも薄いものをいう]; 黒板、掲示板.
/plank: n.[海]厚板(あついた) [通例厚さ2~6インチ、幅9インチ以上]; 板[板でも、木製の板を指す]、板材 [西語] tablón、
vt.…に板を張る.
[参考]厚板: [材木の厚板]plank; [金属・ガラスの厚板]plate.
/plating: n.板[板でも、鋼製の板を指す]、鋼板/deck plating: n.鋼甲板/inner bottom plating: n.内底板.
/saxboard: n.[甲板のない小船の]一番上の船側板.
/wainscot: n.[室内の壁面下部に張った]羽目板、腰板、腰羽目.
itago板子(いたご): 和船の底に敷いた板.
itazuいたず、板図: plank drawing [literal translation]board drawing.
J
K
kai櫂(かい): paddle.
[参考]櫂、橈(かい)、櫓(ろ)の違いは何か。paddle, oar, row, scullの違いは何か; (1)櫓(ろ): 船を漕ぐ道具; (2)櫂: かじ。
長いかい。船を漕ぐ道具.
/boat crutch: 櫂受け.
/loom: 櫂の柄(え).
/boat crutch: [短艇の]ボート・クラッチ、櫂(かい)受け、橈架 [一般的にY字形].
/book the oars!, way enough!: [短艇の号令]櫂収め.
/Boat the oars!: [号令]漕ぎ方止め!、オール収め!、櫂収め!(=Boat your oars!)[オール・櫂を櫂架からはずして、
ボート中央に船首尾方向に並べておさめさせる号令]→ to boat the oar: オールを[舟に]収める.
/Cross(Book) the oars!: [短艇の号令] 櫂組め!、橈組め!.
/crutch: n.クラッチ、オール受け、櫂(かい)受け金具; 櫂(かい)掛け [ボートのオールを支えるもの; オール受けの金具];
[海]船尾肘材(ちゅうざい); 松葉づえ.
/Easy all!: [海]漕ぎ方止め!.
/grasp: n.強くつかむ・握ること; [海][オール・櫂(かい)の]柄→ spoke: 舵輪の柄.
/hold pin: n.ホールド・ピン、固定ピン.
/lie on the oars!, rowed of all!, stop oars!: [短艇の号令]櫂上げ、櫂止め(やめ)[漕ぎ方を中止すること].
/Lie on the oars!: [短艇の号令]漕ぎ方やめ!、櫂(かい)止め! (stop oars!、rowed of all!).
/oar; paddle; scull: 櫂.
/paddle: n.[短く幅広の]かい(櫂)、[カヌーなどを漕ぐ短い]かい; [汽船の外輪(外車)・水車などの]水掻き
(みずかき)、水掻き板; [ペンギン・海がめなどの]ひれ状の足; [水門などの]仕切り板; へら[状のもの].
vi.(-dled, -dling)[汽船などが]外輪で動く; 水をかいて進む; 静かに漕ぐ、vt.[カヌーなど]をかいで漕ぐ.
/pin: n.[海][櫂(かい)の]へそ、櫂栓(thole); 綱止め栓、索止め栓(belaying pin); ピン; 釘、栓(せん).
・ hold pin: n.ホールド・ピン、固定ピン.
kaisen回船、廻船:
kaji舵(かじ): rudder.
kaji dokoかじ どこ: after beam [literal translation]rudder bed.
kajiduka舵柄(かじづか):
kajiduka舵塚(かじづか):
kajikiかじき: [literal translation]additional plank keel [構造名称の一つ].
kajikoかじ子(かじこ): 操舵手 [乗り人の一人].
[参考]操舵手(そうだしゅ): 舵を取る操舵係の甲板手 [参照]操舵員、舵手(だしゅ).
/coxswain: [ボートの]舵手; 艇長.
/helmsman: n.(pl. -men)舵取り、舵取り手、操舵員、操舵手、舵手(だしゅ)[小型艇の舵を操作・操縦する人](steersman, quartermaster)
[西語: timonel].
/quartermaster, quarter master, quarter-master: n.[海軍]操舵員(そうだいん)、操舵手(そうだしゅ)[主として当直に従事する
甲板部員]、舵取り [略: QM, Q.M.][1点(11o 15')の1/4以下の振れで船の針路を保持する者ということからこの
用語が生まれたといわれる]; [米陸軍]補給係将校; 補給部隊員.
/steersman: n.(pl. -men)舵手、操舵手、舵取り[人](helmsman); [自動車の]運転手.
/to cox, to con: 舵手を指揮する.
/wheelman: n.(pl. -men)[海]操舵手、舵手(helmsman).
/wheelsman: n.(pl. -men)=wheelman.
kaji-no-atama舵の頭(かじのかしら): [艤装の一つ].
kaji-no-miki舵の身木(かじのみき): [構造名称の一つ].
kajitori舵取り(かじとり): 航海長 [乗り人の一人]→ 片表(かたおもて): 副航海長.
kajitsuka舵柄(かじつか): [艤装の一つ].
kako水手(かこ): 櫓などの漕ぎ手、漕手のこと [乗り人の一人].
kako水主(かこ): [乗り人の一人].
kako-gashira水手頭(かこがしら): [乗り人の一人].
kamadoかまど:
kappa合羽(かっぱ):
kashiki炊(かしき): 炊事係 [乗り人の一人].
kataかた: mould [literal translation]mould.
kata-omote片表(かたおもて): 副航海長 [乗り人の一人]→ 舵取り(かじとり): 航海長.
kawara航(かわら): → [語例]胴航(どうかわら・どうがわら)[構造名称の一つ].
kezuridai削り台: workbench.
kirimomiきりもみ: rabbet [literal translation]cut in.
koberiこべり: [literal translation]small edge
kowaraこわら: plank keel [literal translation]roof tile.
kugi釘: nail.
kyokuzai曲材(きょくざい):
L
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M
maihada槇皮(まいはだ): → コーキング: caulking [literal translation]bark skin.
maihada[海]槙肌・槇皮(まいはだ): oakum [参考]「まきはだ」ともいう。桧(ひのき)やマキなどの内皮・古ロープを
ほぐして繊維にしたものの塊; 古麻などをより合わせ、タールなどをしみ込ませたもので、甲板や外板などの接続部に詰め込んで、
そのコーキング(防水)や管のパッキンなどに用いる。[用例]木造帆船を陸揚げしてまいはだを詰め直す(→ calking, caulking)
[参照]コーキング(calking, caulking).
/caulker, calker: n.槇皮(まいはだ)を詰める人、[船などに]漏水防止を施す人; コーキン工、コーキング工;
漏水防止工具.
/oakum: n.オーカム、まきはだ、槇皮(まいはだ)、まいはだ(槙肌) [古麻などをより合わせ、タールなどをしみ込ませたもので、
木甲板のコーキング(塡隙・てんげき)や管のパッキンに用いる; 木甲板の塡隙材として用いる; 漏水を防ぐために、
船材の隙間に詰める、ほぐした古縄(ふるなわ)].
/pick oakum.
/shaking: n.振り(揺り)動かすこと; 動揺; 振動、震動; (pl.)[海]綱くず、帆の裁(た)ちくず、綱や布などをほぐした槇皮
(まいはだ)の材料.
maihada槙膚(まいはだ): 檜や杉の内皮を砕いて柔らかい繊維としたもの。水を吸うと膨張して、舟・桶・木桶などの水漏れを防ぐため、
合わせ目または継ぎ目に詰め込む.
makanai賄い(まかない): 事務長 [乗り人の一人].
makihadaまきはだ: 槇皮(まいはだ)のこと.
marukibune丸木舟: dugout canoe.
matsuraまつら: 肋骨.
minawa身縄(みなわ): [艤装の一つ].
miotsukushi澪標(みおつくし): 通行する船に澪(水脈)を知らせるために立てられた杭; 航路標識の一種.
/channel marks: n.澪標; 水脈(みお)つ串(くし) [参考]通行する船に、通りやすい深い水脈を知らせるため、水路に沿って
立てた杭のこと.
miyoshi水押(みよし): stem [構造名称の一つ], [literal translation]water pusher.
[参考]みよし(舳): 舳先(へさき)のこと[和船の前方先端にある、船首部の波を切る部分; 舳先のこと [対語]艫(とも) [参照]船首.
mokuzousen木造船(もくぞうせん): wooden boat.
mori守(もり): =子持(こもち).
N
nakadana中棚(なかだな): middle plank [構造名称の一つ], [literal translation]middle plank.
nakaho中帆(なかほ):
nedana根棚(ねだな): [literal translation]root shelf.
nijuu-kakitatsu二重垣立(にじゅうかきたつ): [構造名称の一つ].
nobori幟(のぼり):
nokedana外棚(のけだな):
nukiぬき: [literal translation]beam.
nyuushin入津(にゅうしん)
O
oki-sendou沖船頭: 雇われ船頭 [乗り人の一人].
omoteおもて: bow [対語]とも(艫)、船尾: stern.
omote-kakidatsu舳垣立(おもてかきだつ):
omote-kakitatsu表垣立(おもてかきたつ・おもてかきだつ): [構造名称の一つ].
oriおり: point bending [literal translation]fold.
oshiokuri-bune押送船(おしおくりぶね): 江戸へ鮮魚を供給するため、江戸湾周辺を主とする漁村から毎日生魚を運送していた船; その性質上
耐波性、高速力と帆・櫓走性を特徴とする.
oyaji親仁(おやじ): 水夫長 [乗り人の一人].
P
Q
R
ro or kai櫓(ろ)、櫂: oar [語例]50丁立の関船、50挺 [参考]櫓(ろ)の単位:「丁・挺」.
[参考]
oar: n.オール、櫂(かい)、櫓(ろ)、かい(橈); オールのような働きをするもの [翼、鰭(ひれ)、腕など]; オール状のもの;
漕ぎ手(oarsman); 漕ぎ舟、ボート.
vt.…をオールなどで漕ぐ(row); 漕いで…を進む(渡る)、vi.オールを漕ぐ(row); オールを漕ぐように進む.
/a boat that rows eight oars: 8丁のオールで漕ぐボート.
/a four-oar, a four-oared boat: 4本オールのボート.
/a gang of oars: オール一組 [参考] gang: n.[組み合わせ式道具の]一組.
/a pair-oar: 2本オールのボート.
/steering(steer) oar: 舵取りオール.
/stop oars: n.[短艇の号令]櫂(かい)止め、漕ぎ方止め!.
/to oar one's way: 漕ぎ進む.
/toss oars: オールを空中に直立させる[敬礼].
/oarage: n.オールで漕ぐこと; [集合的]オール装備.
/oarage: n.漕ぎ方用意!(out the oars)、櫂備え、オールの備えつけ、[号令]櫂備え!.
/oared: adj.オールを備えた; [複合語をつくり]…本オールの.
・ an eight-oared boat: 8本オールのボート[エイト].
/out(stand by) oars!: [短艇の号令]櫂用意、櫂備え!.
/out the oars!: [短艇の号令]櫂備え.
robesoろべそ: ro-lock [literal translation]navel.
rokuban肋板(ろくばん)::
/floor: n.[海]船底の平らな部分、フロア; [造船]床板、肋板; [海・トンネル・洞穴(ほらあな)などの]床(とこ)、底、下底、海底;
床(ゆか); [建物の]階.
/floor plate: n.船底の肋板.
/transom floor: 船尾肋板、船尾肋骨; トランソム.
rokuro轆轤(ろくろ):
/capstan: n.巻き揚げ機、車地(しゃち・しゃじ)、[竪車軸の]揚荷機、荷揚機(にあげき)、絞盤(こうばん)、キャプスタン
[人力あるいは動力をもって、ロープ・鎖などを、例えば垂直軸の巻き胴に巻き取り、錨・円材などの重い物を巻き揚げたり、重量物を引っ張ったり
するための、甲板上に装備された機械装置; 装置の頭部(capstan head)の周りの穴に車地棒(capstan bar)を差し込んで、
その棒を押しながら巻き揚げる] [図参照: キャプスタン] [西語] cabrestante.
[参考]キャプスタン: アンカー(錨)を引き揚げたり、ロープ・鎖を巻き取るための装置。例えば、係船ロープを巻き取り、船を桟橋
などに引き寄せるために用いられる (この場合は係船機としてのキャプスタンということになる)。
大別すれば、筒型の巻き取り部分が垂直または水平に位置しているものとがある。
水平型のものはウインドラスと称されることが多い。アンカーの揚げ降ろしの他に、停泊地でのワーピング (warping:
ロープを引いて船を移動させること)、ケッチング (小さな錨を引っかけて船を移動させること) の作業にも用いられる;
ろくろのように回転軸が垂直で、その軸の周囲は鼓(つづみ)型をしている巻き取り装置。
軸を回転させて筒型(鼓型)の巻き取り部分にロープなどを巻き取る。ロープやアンカーを引き揚げる力はこの巻き取り
方式によって倍加されることになる.
ryokotsu-yokubanりょうこつよくばん: garboard, [literal translation]wing board.
ryouhou-duna両方綱(りょうほうづな):
ryuukotsu[海][船などの]竜骨(りゅうこつ): keel [船底の中央を船首から船尾にかけて通した構造材で、いわば船の背骨に当たる; 船の背骨を
形成する力材] [参照]キール.
[参考]竜骨、キール: 船体中央部を船首尾線に沿って縦通する主要な構造部材; 船底を舳先(へさき)から艫(とも)まで通っていて、
構造上船の背骨のような機能を果たす鉄材、または木材; 船首下の底端部から船尾下のそれまで、船のほぼ全長にわたって船体最下部を貫く、木材
または鉄材、またはその組み合わせなどで造作される直線状の構造体].
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S
sagari下がり(さがり):
sama差間(さま): 弓や鉄砲を撃つための銃眼のこと; 例えば楯板に設けられている.
sashiho刺帆(さしほ): 既存の綿布を用いて製帆されたものであるが、その強度を得るために二枚重ねして縫い合わされている。
seirou井楼(せいろう):
sekibune関船(せきぶね):
sekiita関板(せきいた): 隔壁のこと.
sekobune勢子船(せこぶね): whaleboat [literal translation]chaser boat.
semi蝉(せみ): [艤装の一つ].
senbi船尾: stern [literal translation]ship tail.
sendou船頭(せんどう・ふながしら): 船長[乗り人の一人].
[参考]直乗船頭: 船主兼沖船頭(=一杯船主)。[参考]沖船頭: 雇われ船頭.
sanehagiさねはぎ: [literal translation]cut in, put together.
shiki敷(しき): 船底材のこと、「航」(かわら)と同義語だが、川船では「敷」と呼ぶのが通例.
shitabariしたばり: lower beam→ upper beam: うわばり.
shitafunabariしたふなばり: [literal translation]undership beam.
shitani下荷(したに): [積荷の一つ]→ 上荷(うわに).
sotodomo外艫(そとども): [艤装の一つ].
soukou装甲: → 銅板装甲/copper-sheathing: 銅板被覆.
sugi杉: cedar.
suigunryoku水軍力: naval power.
T
tagaたが:
[参考][例えば、たらい舟関連語]たが: bamboo hoop、かりたが: temporary hoop、くちたが: top hoop、そこもち: middle hoop、
しりたが: bottom hoop.
/wooden hoop: n.[漏斗(じょうご)網などの網口の周囲に取り付ける]木のたが.
[参考] hoop: [木・金属の]輪、[樽・おけなどの]輪、たが; 輪状のもの; 張り骨 [鯨の鬚(ひげ)などで、その昔婦人用スカートを張り
広げるのに用いられた].
[参考]たが: 樽・桶などの周りにはめて締め固めるための、金属・竹などで作られた輪.
/hooped: adj.たがをはめた; 輪骨張りの.
/hoop iron: n.帯綱(おびこう)、たが鉄.
takekugi竹釘: bamboo nail [たらい舟関連].
tana棚: [literal translation]shelf [語彙例]棚根、棚板(外板のこと).
tateita楯板(たていた): [語例]差間(さま): 弓や鉄砲を撃つための銃眼のことで、例えば楯板に設けられている.
tenawa手縄(てなわ): [艤装の一つ].
tenawa-nanba手縄南蛮(てなわなんば): → 逆南蛮(ぎゃくなんば).
tenmabune伝馬船(てんまぶね):
tetsukugi鉄釘: iron nail.
todate戸立(とだて): [構造名称の一つ].
todateとだて: transom, [literal translation]upright or standing door.
tomo艫(とも):
tomo-kakidatsu艫垣立(ともかきだつ):
tomo-kawara艫航(ともがわら): [構造名称の一つ].
tomo-yagura艫やぐら(ともやぐら): [構造名称の一つ].
tsumigokusuu積石数(つみごくすう):
tsumuita舶板(つむいた):
tsutsubasami筒挟み(つつばさみ・つつはさみ): [艤装の一つ].
U
uchimawashi打廻し(うちまわし): [艤装の一つ].
uedana上棚: upper plank [literal translation]upper plank.
uehashi上端: gunwale [literal translation]upper edge.
uwabariうわばり: upper beam→ lower beam: したばり.
uwadana上棚(うわだな): 船体側面の板[構造名称の一つ](→ 中棚、根棚) [参照]
和船(弁才船)の構造/縦断面図(select1769).
uwaguchichou[船の]上口長(うわぐちちょう): → 竜骨長.
uwani上荷(うわに): [積荷の一つ] → 下荷(したに).
V
W
wakitori-duna脇取綱(わきとりつな):
wasen和船: Japanese traditional ship.
X
Y
yaho弥帆(やほ):
yahobashira弥帆柱(やほばしら): 補助の弥帆(やほ)を張る帆柱.
yaridashiやり出し帆: スプリット・セール sprit sail.
yatate矢立(やたて): 黒壺に筆を入れる筒をつけた携帯用の筆記用具。航海の先々で商売をする船乗りにとっては必需品
yotsume-ikari四爪碇(よつめいかり):
Z
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