神奈川大学日本常民文化研究所(横浜市神奈川区)において「和船の構造と技術」と題する展覧会が2017年1月30日~3月17日まで開催された。
展覧会では中国商船の大型模型 (3本マスト縦帆型) が展示された (画像3&4参照)。
そして、同研究所関係者らの調査団が中国福建省泉州にて資料の収集をした成果として、いくつかの実物の大工道具が「中国船船大工道具」、
「中国船油灰大工工具」と題して展示された。
(1)中国船船大工道具: 斧 (おの)、チョウナ、尺 (小)、角度尺、目立て、鉋 (かんな)、旋鑿 (まわしのみ)、鑿 (のみ)、
削鑿 (けずりのみ)、船釘
(2)中国船油灰大工工具: 桐油、油灰、麻 (繊維)、竹 (繊維)、手斧 (ておの)、打込鑿 (うちこみのみ)、釘締、掻出し、箆 (へら)、刷子
中国船船大工道具の説明書きによると、鉄釘を打ち込むには、和船の場合ツバノミを用いるが、中国では弓で回転する錐で釘穴を
あける方法が取られ、また和船のように鋸を使った擦り合わせは行われていない、と記されている。
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[画像撮影: 2017.3.17 神奈川大学日本常民文化研究所にて]
[拡大画像: x27604.jpg: 油灰大工工具][拡大画像: x27605.jpg: 左同][拡大画像: x27606.jpg: 船大工道具]