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作業はオモチャの積み木を積み上げるかのようである。熟練オペレーターによって恐ろしいほどの正確な積み上げ作業が分刻みで
なされている。人間はこんな巨大な装置を操ってこんなこともできるのだ、と感じ入るほどの離れ業である。
コンテナ船はエバーグリーン (世界的に有名な台湾の海運会社) の⌈Ever Ursula⌋号である。40フィート長のコンテナを
2、3分ごとのペースで積み木している。
コンテナ輸送は陸海一貫輸送あるいはモーダル輸送といわれる。米国で生まれた革命的輸送システムである。例えば、
内陸県である埼玉県の所沢市にある工場で生産されたある日用雑貨が詰め込まれた40フィートコンテナ5個がトレーラーに
載せられ青海コンテナ埠頭へ運ばれる。北米東岸への定期就航コンテナ船に積み込まれ、パナマ運河を経て一路ニューヨークへ。
ガントリクレーンで降ろされ、うち2個はトレーラーに載せられ郊外のある倉庫へ搬入される。
他の2個は鉄道車両に積み替えられフィラデルフィアへ、最後の1個はバージに積み替えられ、ハドソン川を遡りオールバニー
へと運ばれ、そこからそれぞれトレーラーに載せられ、目的地の荷受人へ引き渡される。
日本から一度も雑貨詰め木箱が積み替えられることなく、コンテナに積み込まれたまま完全にドア・トゥ・ドアで送り届けられる。
何という合理的かつ経済効率的輸送システムであろうか。まさに現代の「コロンブスの卵」である。
コンテナ船は輸送効率の観点からますます大型化する傾向にある。特に2016年後期に、パナマ運河の拡張工事が完了し、既存閘門に
並行して新設された第二閘門が開通した。従前のパナマ運河では20フィートコンテナ (TEU:英語の略字) 4,400個程度を運ぶ
コンテナ船の通航が精一杯であった。しかし、拡張第二閘門開通後は、10,000TEU個程度のコンテナを運ぶ専用船を通過させることができる。
今後は船舶規模拡大による経済性 (スケールメリット) がますます追及され、10,000TEU超コンテナ積載コンテナ船就航が
増大して行くことは間違いない。
[画像撮影(1&2) 2011.8.24 東京港・青海コンテナ埠頭にて/画像(3) 2100.4.28 「船の科学館」から青海コンテナ埠頭を遠望する]
[拡大画像: x23697.jpg]
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