人工の魚が泳ぐタッチプールを訪れた親子らは、珍しそうに機械魚 (mechanical fish) というか、人工魚 (artificial fish) というか、
はたまた魚のロボット (robot)、人工知能をもつ魚 (artificial intelligence; AI fish) というか、とにかく自然魚でない魚を眺め、
時に触れていた。
印象的には泳ぎが意外とスムーズであると感じられる。どんな機械仕掛けで、いわば人工筋肉を動かして体躯をくねらせる
のであろうか。将来もっと進化し繊細な動きができることであろう。機械的な動きよりも、いかなる人工知能をもつのか、
知りたいところであるが、韓国語の説明書きを理解できず残念である。
魚体の内部構造を示す模型が展示されている。ICチップが内蔵されているが、人工知能のほどは分からない。
これを見る現代のデジタル世界やAI発展過程に生きる子供たちは、何を思い、何を考え、将来どう進化させてくれるだろうか。
遊泳・潜水能力や人工知能の発展によって、その応用例はさらに拡大しよう。まさに「体躯的」進化と共に「AIによる
機能的」進化が注目される。自然海域における海洋環境の幅広い測定(水温の計測や異常探知、塩分濃度や基礎生産力の測定、赤潮などの
海洋汚染探知など)にもっと生かされよう。
養殖・蓄養のために自然界に設置された大型網生け簀や入り江を囲む網フェンスの破損個所の見回りと検知も可能となろう。
人工魚の目や触角がそれを可能としよう。海水の匂いも判別できよう。
人工知能という「脳」をもって、自然界に放流され蓄養される魚を蝟集させたり、発育を監視させたりするというのは夢物語であろうか。
人工魚を進化させ、数多くの応用例が編み出されて行くに違いない。その中には軍事的応用もあり得るのかもしれない。
広大な太平洋に遊弋するあらゆる攻撃的、戦略的潜水艦を探知し、常に通報させる無数の人工知能魚が放たれるかもしれない。
[画像撮影: 2016.9.15 韓国・釜山の国立海洋博物館にて][拡大画像: x27390.jpg][拡大画像: x27391.jpg]