一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
世界の波力について [世界の波力エネルギーポテンシャル図]
英国の港町プリモスは、英国南西部のコーンウォル半島にあって、イギリス海峡の西側海域に面する。プリモスはかつて
数多くの歴史的航海の起点となった港町でもある。そのプリモスの国立海洋
水族館 National Marine Aquriumにおいて、海洋エネルギー発電に関して大変分かりやすいパネル展示がなされていた。
画像の模式図は、「世界の波のエネルギー(Gobal Wave Power)」と題して、世界海洋における海域別の波力エネルギーの
ポテンシャルを示している。
特にポテンシャルが高いのは、北太平洋の北部海域(アラスカやカムチャッカ半島周辺など)、北大西洋の北部海域 (スペイン・英国辺り
からグリーンランド周辺にかけて)、南米大陸南部の両洋沿岸域、オーストラリア南部やニュージーランド周辺の海域などである。
島嶼国の日本やイギリス周辺海域でのポテンシャルがかなり高いことが示されている。
模式図は世界の海洋について、波長1メートルにつきでどれくらいの年間平均波力発電力 (annual average wave power) をもつかを キロワット数で示したものである。 その凡例によれば、最も大きい波浪マークは81~100kWm-1、その下位のマークは61~80kWm-1のポテンシャル をもつ (以下省略)。
KEY: 0-10 kWm-1, 11-20 kWm-1, 21-40kWm-1, 41-60kWm-1, 61~80kWm -181~100kWm-1. * 英国周辺海域での波エネルギーポテンシャルが拡大模式図(Survey of wave power resources in UK waters)として示されている。
[画像撮影 2013.5.29/英国・プリモス国立海洋水族館][拡大画像: x25807.jpg] |