ギリシア・アテネの国会議事堂正面前を走る大通りの名を「アマリアス通り (Amalias)」という。建物正面に小さな広場があって、その奥には
戦没兵士を弔う碑がある。衛兵が交代しながら墓守をする観光名所でもある。アマリアス通りに面するその広場への入り口2か所にある門柱に、
古代ギリシアを象徴する一種のガレー船の「ペンテコンター」と思われるレリーフがはめ込まれている。レリーフはいたってシンプルであるが、
歴史の重みを感じさせてくれる。
国会議事堂はアテネ市街中心地の一つのシンタグマ地区にある。アマリアス通りをはさんで「シンタグマ広場」の対面に位置する。
メトロ・ラインNo.3またはNo.2の「シンタグマ」駅で下車してすぐの目と鼻の先にある。
pentekonter:
[参考 1] ペンテコンター: 古代ギリシア(特に紀元前5世紀頃のキリシア)の軍船の主力をなすもの。
強いて和訳すれば、「五十櫂船」という意味のギリシア語。片舷に25人、従って両舷に50人の漕ぎ手を乗せていた。
ムカデの足のようにオールを突き出した細長い船で、吃水は浅く平底である。
[参考 2] ペンテコンター: ギリシアでは紀元前2000年頃に出現した。もともとは輸送目的であったが、紀元前7世紀には商船と軍船との
区別が明確となり、戦争目的を担った一種のガレー船である。片舷25丁(両舷では50丁)のオールを備えていた。
トリレーム (三段櫂船) が優勢になる前の紀元前7世紀においては、 ペンテコンターとトライアコンター (トリアコンターター
triakonters) が基本的な軍船を構成した。ペンテコンターは「サラミスの海戦」にも参加した。
[画像参照: 2018.10.17 アテネ・シンタグマ地区のアテネの国会議事堂にて][拡大画像: x28462.jpg]