南米パラグアイの首都アスンシオンの旧市街の中心部 (いわゆるセントロ地区) に、通例とは異なる少し大きめのプラサがある。
「自由広場(Plaza de la Libertad)」と「民主主義広場(Plaza de la Democracia)」などの区画が4つも合わさったプラサである。
中央には「25 de Mayo」という大きな通りが貫通している。プラサでは緑豊かな樹林が生い茂り、春ともなればハカランダという木々
には黄色などの美しい花が咲き乱れる。その一角には荘厳な「国立英雄霊廟」(Panteón Nacional de Heroes)が建つ。
画像は、そのプラサの一角にて、「アイスクリーム」(スペイン語で「エラード」という)とペイントした押し車を前に
お客を待つ「エラード売りのおじさん」や靴磨きをするおじさんを描いたスケッチである。てっきりアイスクリーム売りと思いきや、
よく観ると「モスト・エラード」であった。つまりサトウキビから搾りだしたジュースを売り歩くおじさんである。
[パラグアイ赴任2000.4~2003.3 首都アスンシオンにて/Sketched by Nagisa Nakauchi]
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