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一枚の特選フォト「海 & 船」

One Selected Photo "Oceans & Ships"

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    ウインドチャレンジャー帆搭載「松風丸」と
    風力推進&水素製造船「ウインドハンター号」

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    1. [拡大画像: x29292.jpg]

    国立科学博物館・特別展「海-生命のみなもと-」(2023年)において、「次世代帆船技術「ウインドチャレンジャー」」と題して、 次世代の帆船技術であるウインドチャレンジャー帆を搭載した風力推進船「松風丸(しょうふうまる)」が紹介されている。

    説明パネルには、「温室効果ガスを排出しない自然エネルギーである風を利用した帆船に着目して開発された「ウインドチャレンジャー」 を搭載した貨物船が、2022年10月、世界で初めて運航を開始しました。大型商船に帆を設置し、かつての帆船のように風を推進力として 加えることで化石燃料の使用量削減を目指します」と記されている。

    同パネルには、ウインドチャレンジャー帆を船首甲板に搭載し孕ませながら試験航行する風力推進船「松風丸」の 模型写真が添付されている。同船の要目: 製造年2022年、長さ約235メートル、総トン数約58,209トンと記されている。

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    また、「風力+水素「ウインドハンター (Wind Hunter)」」と題する別の説明パネルでは、「ウインド チャレンジャー」の帆の技術を利用し、風エネルギーで航行するだけでなく、水素を製造し需要地まで 運搬する究極のゼロエミッションプロジェクトがあります。脱炭素社会・水素社会の実現に向け、現在は 佐世保にてヨット「ウインズ丸」を使った実証実験が行われています、と記される。

    同パネルには風力で水素を生産する「ウインドハンター号」の模型写真が添付されている。製造年:2030 年頃(予定)と記される。
    画像3&4: 風力+水素「ウインドハンター(WIND HUNTER)」、2030年頃製造(予定)、所蔵:株式会社商船三井、模型(1/60)。

    「風力で水素を生産するウインドハンター号」(模型)が現近代的帆装を施し風力エネルギーで航行するのみならず、さらに風力エネ ルギーをもって船内で水素を製造し需要地へ輸送するとともに、船内で製造した水素を燃料にした機関をもってプロペラを回転させ 船を推進するのであれば、正に「ゼロエミッション」の究極の船となる。

    このように次世代の船の推進機関としてさまざまな燃料船が考案され、その試験船が建造されつつある。 その一つとして、帆装+アンモンニア燃料機関で推進するハイブリッド船がある。究極的には「水素燃料」機関船の開発が 視野にある。

    [画像撮影年月日:2023.09.16/場所: 国立科学博物館・特別展「海」・2023年]


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