また、「風力+水素「ウインドハンター (Wind Hunter)」」と題する別の説明パネルでは、「ウインド
チャレンジャー」の帆の技術を利用し、風エネルギーで航行するだけでなく、水素を製造し需要地まで
運搬する究極のゼロエミッションプロジェクトがあります。脱炭素社会・水素社会の実現に向け、現在は
佐世保にてヨット「ウインズ丸」を使った実証実験が行われています、と記される。
同パネルには風力で水素を生産する「ウインドハンター号」の模型写真が添付されている。製造年:2030
年頃(予定)と記される。
画像3&4: 風力+水素「ウインドハンター(WIND HUNTER)」、2030年頃製造(予定)、所蔵:株式会社商船三井、模型(1/60)。
「風力で水素を生産するウインドハンター号」(模型)が現近代的帆装を施し風力エネルギーで航行するのみならず、さらに風力エネ
ルギーをもって船内で水素を製造し需要地へ輸送するとともに、船内で製造した水素を燃料にした機関をもってプロペラを回転させ
船を推進するのであれば、正に「ゼロエミッション」の究極の船となる。
このように次世代の船の推進機関としてさまざまな燃料船が考案され、その試験船が建造されつつある。
その一つとして、帆装+アンモンニア燃料機関で推進するハイブリッド船がある。究極的には「水素燃料」機関船の開発が
視野にある。
[画像撮影年月日:2023.09.16/場所: 国立科学博物館・特別展「海」・2023年]
|