画像は埼玉県の「草加市立歴史民俗資料館」に展示される川舟である。展示説明パネルによれば、舟は「長さ約4.5m、幅約1.1m、
船底約0.3m、用途:荷物の輸送、漁労(魚とり)。1955年(昭和30年)頃まで綾瀬川でよく見かけた」と記されている。
川舟の右横にある極小の舟は「田押し舟」と称される。秋の稲刈り時季を迎えても田んぼが干し上がらず水が溜まっている時、あるいは
もともと湿地であるところでは、刈り取った稲はこのような小さな舟状の運搬器に載せて運ばれたうえで脱穀などが行われた。
[撮影年月日:2023.09.28/撮影場所: 草加市立歴史民俗資料館(Soka City Museum of History and Folklore)/埼玉県草加市
住吉1-11-29/電話: 048-922-0402]
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