画像は千葉・九十九里浜の「道の駅・九十九里」の中に併設される「いわし資料館」に展示される万祝(まいわい)である。
展示説明パネルには概略次のように記される。万祝の背の部分には船主の家紋や家印(いえじるし)があしらわれる。
裾模様としてはいろいろな縁起の良い絵柄が配され鮮やかに染付される。万祝は大漁を祝う際に船主や網元から漁師たちへ
贈られる晴れ着である。漁師仲間は漁などの節目に、大漁祈願のために華やかな万祝を身にまとい、神社仏閣に参拝する。そんな
風習は江戸時代後期から戦後間もない頃まで続いた。九十九里を中心とする房総半島で始まったこの伝統は、北は八戸、南は
静岡の太平洋沿岸へと広く伝わった、と記されている。
[撮影年月日:2023.02.15/場所: 千葉県山武郡九十九里町小関2347-98の「道の駅・九十九里」の中に「いわし資料館」
(いわしの交流センター展示室)][拡大画像: x29230.jpg]
|