・ 世界・日本の船模型: 原子力船「むつ」(内部構造模型)、戦前ニューヨーク定期航路に就航していた大阪商船三井船舶の
「阿蘇山丸」、かつて新潟と朝鮮最北東部に位置する
清津(チョンジン)・羅津(ラジン)とを結ぶ定期船として日満航路に就航した「さいべりあ丸」、ティー・クリッパー
「サーモピレー号」(1868年進水)や「カティ・サーク」(1861年建造)、1955年(昭和30年)竣工の
設標船「かいおう」、朱印船、酒田・飛島間の定期航路に就航した「とびしま丸」、1954年に竣工以来、日本から南米ブラジル・アルゼンチン
などへの移民船として活躍した大阪商船三井船舶の南米移民船「ぶらじる丸」(貨客船、10,216総トン)、山形県漁業試験調査船「もがみ丸」、小型水中作業船(自航式有人潜水艇)「はくよう」、コンテナ専用船
「はるな丸」、山形県漁業試験調査船「もがみ丸」、軍艦船「長門」「榛名」「鳥海」など、重量トン数326,000トンの原油タンカー
「ユニバース・ジャパン号」、その他巡視艇、漁船、曳船、ドラグサクション型浚渫船・グラブ式浚渫船・起重機船や作業船など多数展示
される。その他、館内の主な展示物の概要は以下の通りである。
・ 古写真などでみる酒田港発展の歴史紹介。
・ 北前船に関する模型その他の資料展示 (酒田市内各所の神社に奉納された船絵馬を含む)。
・ 「北前船寄港地 日本遺産紹介」パネル(北前船が寄港した酒田市は平成29年に認定、鶴岡市加茂は令和元年に認定された)。
酒田港と北前船、船絵馬などについての紹介、船絵馬の展示など。
・ 船箪笥、昔船で使用された蝋燭ランプや水樽など。
・ 最上川などを行き来したひらた船、小鵜飼船などの模型展示、流れの速い最上川に最適であったとされる小鵜飼船などによる最上川
舟運について紹介。
・ 昔最上川河口に設置されていたが、現在は「日和山公園」に移設・保存される六角灯台のレンズ、遭難信号自動発信器、
実物スクリュ―のいろいろ。
・ ブリッジ(操舵室)の実物大復元模型。
・ 灯台、指向灯、導灯、灯標、灯浮標、レーダー局・オメガ局・ロラン・デッカ局、無線方位信号所などの「航路標識の種類と
その役目」と題する大型ジオラマ。
・ 日本全国の形状などがユニークな灯台の写真展示。
・ ロープワーク関連資料など。
・ 漁業関連資料: 底引き網・定置網模型。イカ釣り漁法、流し刺網漁などのいろいろな漁具漁法、漁船のトン数などについて。
・ 船を安定させて海難を防止したり、漁労のために用いられるシー・アンカー模型展示と解説。
・ カジカ、トビウオ、アンコウ、ケガニ、タラバガニなどの海洋生物の剥製標本、クラゲ関連パネル展示など。
・ 「大陸棚の資源開発」模型など。
・ ヘルメット潜水のヘルメットとシューズの展示。
・ 廃プラスティックなどによる海洋汚染について。
・ 酒田風力発電や、酒田港の防波堤に設置された波力発電実証実験施設の紹介について。
1 2
3
1.エンジン・テレグラフ。2.いろいろな実物のスクリュー。3.小型水中作業船(自航式有人潜水艇)「はくよう」模型。
4 5
6
4.弁才船。5.船絵馬。6.かつて新潟と朝鮮最北東部に位置する清津(チョンジン)・羅津(ラジン)とを結ぶ定期船として日満航路に
就航した「さいべりあ丸」。
|