秋田県にかほ市所在の「白瀬南極探検隊記念館」では、日本人で初めて南極点への
到達に挑んだ白瀬矗(しらせなお)をはじめ、外国人探検家ロアルド・アムンゼン(ノルウェー人)
やロバート・ファルコン・スコット大佐(英国人)たちによる南極探検の事績が、彼らの探検船模型などと共に展示される。
白瀬南極探検の略史
画像1・2に写る木造構造物は「開南丸」の後部士官室を原寸大で復元したものであり、塗装も当時の有り様が再現されているという。
主要展示内容
・ 白瀬矗の生い立ち、探検を志したきっかけ、探検にいたるまでの詳細な諸準備について。
・ 白瀬探検隊の組織建て、探検資金の調達事情、探検隊員や「開南丸」乗組員のプロフィール。
・ 「開南丸」の模型や写真の展示と船の用立ての経緯など。
[参考] 1910年(明治43年)に木造帆漁船(当時199トンであったという)を買い取り、18馬力の補助エンジンを搭載し、船体を鉄板
で補強した。探検船は東郷平八郎海軍大将(当時)によって「開南丸」と命名された。
・ 探検隊の装備の数々、探検から帰還後の歩み、特に探検資金の返済に関する白瀬の取り組みと労苦。
・ 「宗谷」から「しらせ」までの歴代(四代)の南極観測船の模型と南極観測の歩み・出来事、科学的調査研究の業績。
・ 実物の雪上車(KD605)。
・ その他、英国人ロバート・ファルコン・スコット大佐、ノルウェー人ロアルド・アムンゼンらの南極探検の事績など
について。スコットが最後の南極探検で使用した船「テラ・ノバ」の模型。ノルウェー人フリチョフ・ナンセンが北極
探検に用いた後、ロアルド・アムンゼンが南極探検に用いた「フラム号」の模型など。
[撮影年月日:2022.06.02/画像1~3の出典: 秋田県にかほ市「白瀬南極探検隊記念館」]
1. [拡大画像: x29206.jpg]
2. [拡大画像: x29207.jpg]
3. [拡大画像: x29208.jpg]
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