画像は秋田県にかほ市象潟町にある「蚶満寺」(かんまんじ)境内に設置された方角石である。
ボランティアガイドの方にたまたま境内のパーキングエリアにて巡り会い、御厚意に甘えて方角石を探索すべく案内してもらった。
草むらの中にようやく目当ての石を見つけた。その後、ガイドさんの案内で近傍の小澗(こま)[注・参照]の港近くにある「物見山」
にもう一つの方角石を探索するため出掛けた。だが、いくら探しても発見できず。止む無く、ガイドさんは古参のガイドさんに
スマホで連絡して位置を確認したところ、古参ガイドさんによれば石はないという。
その後、海岸線沿いに南下して「象潟海水浴場」へ。そこで旧塩越港・大澗(おおま)の係船石柱と、
その沖に立つ「沖の棒杭」を見学した。海浜に立つ石柱は別にして、そのガイドさんの案内
なしでは、その沖に立つ係船柱は確実に見落としていたに違いない(最初に大澗(おおま)の係船石柱に立ち寄った折には沖の棒杭には
気付かなかった)。
[注] 「象潟(大澗・おおま)海水浴場」は、その昔、江戸時代本荘藩の天然の良港であり、旧塩越港の一部として栄えた。
旧塩越港は大澗・小澗(こま)・鰐渕(わにぶち)を総称するもので、中でも大澗は千石積み以上の大船12艘を係留できたといわれる。
[撮影年月日:2022.06.02/場所: 秋田県にかほ市象潟町の「蚶満寺」(かんまんじ)境内にて][拡大画像: x29214.jpg]
|