画像は秋田県にかほ市「象潟(きさかた)郷土資料館」に展示される「川崎船」と呼ばれる和船模型である。
模型のパネル説明によれば、川崎船は日本海沿岸各地で活躍したが、ハタハタ漁やタラ漁に多く用いられた。
三国町(現・福井県坂井市)川崎が、「川崎船」の発祥の地という説がある。5~10人乗りの快走の
帆船である。川崎船に仲間うちで乗り込んで、北海道ニシン漁への出稼ぎにも行ったという。
当地域の川崎船は発祥地のそれとは少し異なり、やや大型で、櫓走と帆走の両方を用いている。このような
船大工の技術もまた北前船の行き来によって発展していったと考えられる、と概略記されている。
[撮影・年月日:2022.06.02/場所: 秋田県にかほ市の「象潟郷土資料館」にて][拡大画像: x29212.jpg]
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