山形県鶴岡市に所在する博物館「致道館」には、「旧鶴岡警察署庁舎」、「旧庄内藩主御隠殿(ごいんでん)」などの建築物(重要歴史
文化財)が移築され一般公開されている。そのうちの一つである土蔵は、江戸時代末期に藩主御隠殿に付属して建てられていたもの
である。1956年(昭和31年)に「民具の蔵」と改称され、庄内地方の民俗資料などを展示している。2022年現在、
「北前船と庄内」と銘打って「北前船関係資料」(日本海海運)などに関する常設展示が行われている。
画像1&2は、「民具の館」に展示される、縮尺6分の1の江戸末期の「弁財船(べざいぶね)」(千石船・せんごくぶね)の模型である。寄贈者は加茂春日神社である。
館内にはもう一艘の小型弁財船の模型が展示される(画像3)。
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館内に展示される酒田から江戸までの西回り航路図(画像4)。キャプションには「河村瑞賢による西回り航路と寄港地 寛文12年(1672年)」と記される。西回り航路の
起点は酒田と記される。寄港地・加茂の名も見える。
[凡例] 赤太線は西回り航路、黒破線は寄港地を示す。
[撮影年月日:2022.06.01/撮影場所・出典: 山形県鶴岡市の博物館「致道館」の「民具の館」にて]
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4. [拡大画像: x29161.jpg]
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