山形県鶴岡市に所在する博物館「致道館」には、「旧鶴岡警察署庁舎」、「旧庄内藩主御隠殿(ごいんでん)」などの建築物(重要
歴史文化財)が移築され一般公開されている。そのうちの一つである本画像の土蔵は、江戸時代末期に藩主御隠殿に付属して
建てられていたものである。1956年(昭和31年)に「民具の蔵」と改称し、庄内地方の民俗資料を展示している。2022年現在、
「北前船と庄内」と銘打って常設展示が行われている。
常設展示室:
・ 1階では、「北前船関係資料」(日本海海運)、「商業関係資料」。
・ 2階では、「鶴岡の伝統工芸品(黒柿細工、竹塗り、瓦人形など)」、「職人用具と技法(日本刀、桶、下駄、提灯など)」
が展示される。
最も際立つ展示品は、和船の「模型(1/6) 弁財船(べざいぶね)(千石船・せんごくぶね) 江戸末期 寄贈者 加茂春日神社」と、もう
一艘の小型弁財船模型である。その他としては、例えば以下ののうな航海用具や廻船関連資料である。
[撮影年月日:2022.06.01/場所: 山形県鶴岡市の博物館「致道館(Chido Museum)」の「民具の蔵」にて]
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