一枚の特選フォト⌈海 ＆ 船⌋

車地／キャプスタン (capstan) & ピジョン・ホール

日本丸の最上甲板には頭部が円く竪型をした鼓(つづみ)のようなものが四台据え付けられている。これはキャプスタン と呼ばれるものである。日本語では車地、車盤、巻きろくろ、神楽算(かぐらさん)などと呼ばれる。錨を巻き上げたり、波打ち際から 漁船を浜に引き揚げたり、地引き網を巻き上げたりする用具と同じような構造・機能をもつ。 キャプスタンの頭部にあけられたピジョン・ホール(鳩の巣孔)という孔に放射状に何本かの木の棒(キャプスタンバー)を挿し込み、 人力でロープを胴に巻き取って行く。 [2010.03．日本丸メモリアルパーク(Nippon Maru Memorial Park)・練習帆船「日本丸」sail training ship Nippon Maru, 横浜][拡大画像: x22498.jpg] 1 2 3 4 1． 船尾甲板の操舵装置(舵輪)とキャプスタン。　[拡大画像: x22499.jpg] 2． キャプスタンバーが装備されている。　[拡大画像: x22587.jpg] 3． 上記1と同じ。　[拡大画像: x22588.jpg] 4． 後部にある無線・海図室側のキャプスタン。　[拡大画像: x22589.jpg] 辞典内関連サイト: 世界の海洋博物館－日本