一枚の特選フォト「海 & 船」
渚に椰子の実一つ
コスタリカは熱帯の国。椰子はいたるところに茂り、その実もいたるところに転がる。 しかし、その若い実が自然体で波打ち際に転がり、波に洗われ、もてあそばれている風景に出くわしたのは、これが初めてである (決して意図的に椰子の実を転がしたのではない)。 余りの偶然の良き被写体と、豪華客船を背景に椰子の実の写真を一枚切り取った。その矢先にどこからか急に少年がカメラの ファインダーに現れ、サッカーボールを扱うかのように足蹴りしながらあっという間に持ち去ってしまった。
首都サンホセから西方へ100kmほどの道のり。高速道路3号線、国道 1 号線(パンアメリカンハイウェイ)
をドライブ。起伏の緩やかな高原地帯といった風景が続く。ところどころコーヒー畑が広がる。
高原道路が終わり下り坂が始まる頃、急に視界が開け、眼下には小さな半島に立地するプンタレナスの港町と
その先にニコヤ半島(Peninsula de Nicoya)が視界一杯に広がる。
半島の手前に広がるのが奥行きの深いニコヤ湾(Golfo de Nicoya)である。
1 2
辞典内関連サイト |