一枚の特選フォト「海 & 船」
中米ニカラグア太平洋岸の海辺にて [1]/灯台でない灯台
中米ニカラグア国の太平洋沿岸の海辺の小さな半農半漁村マサチャパ(Masachapa)。 首都マナグア(Managua)から南西の方角に位置する。 エル・クルセーロ(El Crucero)、サン・ラファエル・デル・スール(San Rafael del Sur)の地方都市を経て、 車で2時間くらいで行ける。 マサチャパの海岸に出るとひときわ目立つのが小さな崖の上に立つ「灯台」である。 沖合いを航行する大型船舶のための灯台ではない。 地先の海で漁をする4-5人乗りくらいのFRP製エンジン付き小ボート(地元ではランチャ・lanchaと呼んでいる) のために、帰港すべきマサチャパの浜の位置を知らせるためのものらしい。灯台を模したタワーの上にライトが灯される。 マサチャパには港はなく、どこにでもあるような砂浜(白砂ではなく、どことなく火山灰が混じったかような 灰色の砂浜)があるだけである。 漁を終えた小ボートが丸太の上を転がせ浜揚げされる。漁に出る時も同じようにして浜を下る。 後で気がついたが、偶然にも灯台の2色はボートのペイント・カラー2色とそっくりである。 [2008.2.10][拡大画像: x18838.jpg]
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