一枚の特選フォト「海 & 船」
コンクリート船のモニュメント
中米ニカラグアの首都マナグア(Managua)からカリブ海側の小さな漁村(Laguna Perlas)を目指す。
途中の比較的大きな町はフイガルパ(Juigalpa)とエル・ラーマ(El Rama)である。
マナグアからエル・ラーマまで約290kmの道のり。ここまでは完全舗装道路で快適である。 フイガルパとエル・ラーマの中間にムエジェ・デ・ロス・ブエジェス(Muelle de los Bueyes)という小さな町がある。 「ムエジェ」とはスペイン語で「桟橋」や「埠頭」の意味。「ブエジェス」とは「雄の去勢した牛(複数形)」 という意味で、「牛の積み出し桟橋」という意味の町である。 かつて牛の積み出し桟橋の河川港でもあったのであろうか。それとも今もそうなのか。
街に入る直前の街道筋にどういう訳かコンクリート製の船のモニュメントがある。
内陸部の街にコンクリート船モニュメントこれいかに。かつて物資運搬や人々の往来には河川を利用していた。
ニカラグアのカリブ海側地域の「大西洋自治区」では今でも河川が重要な交通路になっている。
コンクリート船の船尾楼に描かれている風景画をよく見ると、牛が川端に連れられ、そして小舟に乗せられる
様子が描かれている。
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