一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
フィギュアヘッド(船首像) (2)/英国帆船
「コリオラヌス号」& 蒸気快走船「サンビーム号」
[国立海洋博物館/英国グリニッジ]
画像は英国グリニッジの国立海洋博物館において展示されるフィギュアヘッド2体である。 (1) 左の画像の船首像は鉄製の商業帆船「コリオラヌス」のものである。同帆船は、1876年にスコットランドのダンバートンで建造された。 その帆走スピードで有名で、「ジュート・クリッパーの女王」というニックネームをもっていた。 その船体設計は賞の授与に輝き、また1876-77年における最初の航海に際して、英国海峡からインドの Hooghly River までわずか65日間 で航海するという未到の記録を樹立した。 船首像は古代ローマの将軍コリオラヌス (Caius Martius Coriolanus) である。オリジナルの船首像は、南アフリカ沿岸沖でハリケーンの さ中に失われ、その後1902年に替わりに造られた船首像である。
1876年7月に船出した同家の人々は、総勢43名にて、翌年1月日本に到着した。ブラッセイ夫人がその世界一周旅行記を著している。
帆船「コリオラヌス号」および蒸気ヨット「サンビーム号」の展示説明パネルには、船首像の由来などを次のように記されている。
1902 A Roman general This figurehaed comes from the iron merchant sailing ship Coriolanus and represents the Roman general Caius Martius Coriolanus. The ship was built at Dumbarton, Scotland, in 1876. The figurehead is a replacement, made in 1902 after the original one was lost during a hurricane off the coast of South Africa.
Coriolanus
(2) Figurehead of Thomas Brassey's steam yacht Sunbeam |
2. [拡大画像: x25672.jpg][拡大画像: x25675.jpg: figurehead] |