一枚の特選フォト⌈海 & 船⌋
地球史上最大の動物シロナガスクジラの全身骨格
[千葉県南房総市和田町/道の駅「和田浦 WA・O!」]
画像は地球史上最大の動物とされるシロナガスクジラ(blue whale)の全身骨格(レプリカ)である。千葉県南房総市の和田町
(わだまち)にある道の駅「和田浦 WA・O!」(鯨文化の資料展示をも兼ねている)の「クジラ広場」に野外展示されている。 展示パネルには次のような説明が付されている。16世紀後期に知多半島で発祥した日本で初めての組織的捕鯨「突き取り式捕鯨 (hand harpoon whaling)」はやがて房総地域へと伝播し、その後「醍醐組捕鯨」へと独自の発展を遂げた。 「近代捕鯨」の時代になっても、この醍醐組捕鯨は継承され続け、ツチクジラを対象とする独自の伝統的地域捕鯨(「小型捕鯨業」と 分類される)として和田地区に継承されてきた。 原骨格は1880年代初頭にノルウェー北部で捕獲された個体である。同国のトロムソ大学博物館に長く保存されていたが、2000年に共同研究のため 日本にもたらされた(因みに、原骨格の所属はノルウェー、トロムソ大学博物館。原骨格の所在は、下関市立しものせき水族館「海響館」である)。 精密に複製されたこの全身骨格は、2013年3月から和田町のこの道の駅に野外展示されてきた。
種名: シロナガスクジラ、学名: Balaenoptera musculus、英名: blue whale [2015.6.20 記/撮影: 2015.5.20 千葉県南房総市和田町 道の駅「和田浦 WA・O!」にて][拡大画像: x26858.jpg] [拡大画像: x26859.jpg][拡大画像: x26867.jpg]
|