一枚の特選フォト「海 & 船」
椰子舟
エジプトや南米のボリビアでは葦でできた舟が古代より使われてきた。 ボリビアではチチカカ湖で今もってインディオたちによって用いられている。 一見すると椰子舟は葦舟に似ているが、よく観るとやはり違う。 アラビア半島に葦の繁茂する湿地帯があるのかどうか不詳だが、椰子はいたるところで繁茂している。 古来より椰子の小枝を束ね、カヌーのように浮かべ、岸辺での漁労などに用いられたに違いない。 大きさは大小さまざまである。 浮力をつけるためか、安定性を高めるためか、数多くの小枝が束ねられ相当の厚みがある。 よく観ると意外にも乾舷(かんげん)の部分はごくわずかでしかない。 [2006.10.バーレーン国立博物館にて][拡大画像: x14954.jpg]
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