エル・ラマとブルーフィールズ/El Rama & Bluefields
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2.参加者: 中内清文、木島久恵、R.糸数、M.森田、H.小野、N.唐澤
3.旅の行程:
12:30 エル・コラル(El Coral)の街を通過 ラマ川橋(Puente Río Rama)よりラマ川(Río Rama)との 交差点を見学 14:50 コロニア・エル・ラマ(Colonia El Rama) 人道吊橋があるラマ川を見学 15:15 コマルカ・エル・シレンシオ(Comarca El Silencio)の西方約1km先のエル・ハビージョ川(El Jabillo; ラマ川の支流)を見学 ラ・アルヘンティーナ農場(La Finca Argentina)まで到達。 国道7号線へ戻る 17:20 ムエジェ・デ・ロス・ブエジェス(Muelles de Los Bueyes)にてミコ橋(Puente Mico)よりミコ川(Río Mico)を見学 17:40 カラ・デ・モノ(Cara de Mono)辺りで、国道7号線の街道よりミコ川を見学 18:30 エル・ラマ(El Rama) 到着
08:30 フーリオ・ブイトラゴ村(Julio Buitrago) 通過 08:40 ラス・イグアナス村(Las Iguanas) 到着。 村を見学 09:40 トーレ・アルタ(Torre Alta) 通過 10:00 モビル村(Pueblo Mobile)付近のエル・サポ急流域(Rápido El Sapo)を通過 10:10 キエブラ・ボタ村(Quiebra Bota)を通過、ここでラマ港へ向けて引き返す 12:10 エル・ラマ港(El Rama) 到着 14:30 エル・ラマのアンテナ山(102.8m) 登山開始 15:00 登頂。 3河川(エスコンディード川(Río Escondido)、ミコ川(Río Mico)、ラマ川(Río Rama))の分岐点や市街を展望
08:15 マホガニー川(Mahogany Creek)河口に到着。 遡上開始 09:30 環境省監視所(Puesta de MARENA) 通過 09:40 カーニョ・ネグロ(Caño Negro)周辺 到着。引き返しマホガニー川を下る 10:40 マホガニー川河口 到着、エスコンディード川に戻り、ブルーフィールズ(Blue Fields)を目指す 11:40 ブルーフィールズ(Blue Fields) 到着 12:00 エル・ブルッフ(El Bluff)の港、海岸、街を見学 14:00 エル・ブルッフ(EL Bluff) 出発 15:00 ラマ・キー(Rama Cay)島 到着 見学 15:30 ククラ川(Río Kukra) 到着、30分ほど遡上 17:00 ブルーフィールズ(Blue Fields) 到着 翌日11日(火)、首都マナグアへ戻る
2006年8月ニカラグア政府発行の下記文献「Gran Canal Interoceánico por Nicaragua」(GCIN)での選定ルートであるルート1、2、3が 通る地域の視察を行う。
・ 1日目は、ルート1、2、3の合流地点に近い位置にあるエル・コラル(El Coral)村周辺を視察し、周辺地形とラマ川(Río Rama)
上流部を観察する。
5.1 エル・コラル(El Coral)周辺
運河ルート1、2、3が通過することになっているラマ川の上流域、エル・コラル(El Coral)村周辺を視察した。地点①のラマ橋から ラマ川を観察すると、下流側に小さな滝がある。乾季は水量が減り川底の岩が露出する。川幅は50m程度と広い。 水深は不明。 また、付近の街道からラマ川方面を観察した(地点②)。街道からはラマ川は確認できなかった。 大きな隆起のないなだらかな低地がひろがっており、ラマ川が流れていると思われるところに谷が形成されている。 コローニア・エル・ラマ(Colonia El Rama)村方面に進み、吊橋がある地点③まで行くと、ラマ川は小さな川程度で ある。雨季である現在でも、馬で人が川を渡っていた。川幅20m程度、水深は1m程度。川の両側に車の通過跡があるため、 乾季には川の水がほぼなくなり車の通行が可能となることが推測される。 さらに進んだ地点④は、ラマ川の支流であるエル・ハビージョ川(Río Jabillo)との交点である。 その川幅は10m弱だったが、小さな橋が設置されている。橋梁上部の構造が、橋梁表面を川の水が覆うことが考慮された 形式になっているため、水量の増減による水深変化が激しいと推察する。
ムエジェ・デ・ロス・ブエジェスおよびとカラ・デ・モノ付近の国道7号線からミコ川(Río Mico)
を観察した。
6.視察結果 8月9日(日)
6.1 ラマ川の遡上 エル・ラマからラマ川を遡上した。フーリオ・ブイトラゴ(Julio Buitrago)村やラス・イグアナス(Las Iguanas)村など、 川沿いにいくつかの集落があった。定期船もあり、集落の人々はこれを利用しエル・ラマへ出かけているようだ。 ラス・イグアナス村に上陸し村を見学した。コンクリート製歩道が敷かれていたが、歩道がないところは泥土であった。 村の人の話では、乾季でもラマ川の水面は1m下がる程だとのことだった。年間通じて川水は保たれているようだった。 しかし、視察時の一週間前に大降雨があり、その際は川の水量が急増水し、水面が4-5m上昇したそうである。 そのため川辺の民家は床上浸水したそうだ。水量は極端に減ることはないが、急増することはあるようだ。 さらに進むとトーレ・アルタ(Torre Alta)という地点がある。川岸は岩でごつごつしており大きな淵となっていて、 水深は80m以上とのことだった。 モビル村(Mobile)の辺りから急流域にさしかかる。エル・サポ急流(Rípido El Sapo)では波しぶきが 激しく立っていた。運河ルート3がこのモビル村あたりでラマ川に取りつくことになるであろう。
6.2 アンテナ山より3河川の分岐点を展望
7.1 マホガニー川(Mahogany Creek)遡上
エスコンデイード川から南へ伸びるマホガニー川(Mahogany Creek)を1時間強遡った。マホガニー川は運河ルート2の
経路である。
7.2 エル・ブルッフ
ブルー・フィールズ沖の砂洲突端にある集落、エル・ブルッフを訪ねた(位置は図3.を参照)。海外からの船舶が停泊する
大きな港や海水浴場、集落がある。港には大きな船舶やたくさんビームトロール漁船が停泊していた。
海水浴場では現在雨季のため海水浴客は見られなかった。たくさんのテトラポットが置かれている。
エル・ブルッフの街にもたくさんの住民が住む。
7.3 ラマ・キー島(Rama Cay)とククラ川(Río Kukra)
ブルーフィールズ湾(Bahía de Bluefields)内のククラ川河口付近に浮かぶ島、ラマ・キー島
を訪れた後、ククラ川を30分程度遡上した(位置は図3を参照)。
・ ミコ川では、雨季と乾季の水量の違いが明らかに認められた。また、エル・コラル周辺のラマ川においても乾季には 水量が大きく減少することが予測できる。
9.今後の予定
10.参考文献
以 上 |